「AIで旅行プランを立てられるって聞いたけど、本当に役立つの?」
「ChatGPTやGeminiを使えば旅行の日程表やモデルコースが作れるの?」
近年、ChatGPTやGeminiといったAIを使って旅行プランを作る人が増えています。私自身も実際にパリを旅する際にAI旅行プランを活用しました。その結果、ガイドブックやGoogle Mapでは解決できなかったリアルな問題を乗り越えることができました。
AI旅行プランとは?従来の旅行計画との違い
これまで旅行の準備といえば「ガイドブックを読む」「旅行会社のモデルコースを見る」でした。
しかしAI旅行プランでは、自分の希望(日数・目的・行きたいスポット・予算感など)を入力するだけで、瞬時にオリジナルのプランを作成してくれます。
- 旅行会社のプラン:万人向けで画一的
- ガイドブック:情報は豊富だがリアルタイム性がない
- AI旅行プラン:完全カスタマイズ+リアルタイムの情報検索が可能
AI旅行プランの作り方(基本ステップ)
- AIに条件を伝える:日数・都市・目的・人数・予算を入力
- AIがモデルコースを提案:観光スポット・食事・移動が含まれる
- 営業時間や休館日を確認:公式サイトやGoogle検索で検証
- 調整を依頼:「もっと美術館を減らして」「移動は1時間以内にして」などリクエスト
- 最終チェック:現地情報と照らし合わせ、実現可能性を確かめる
ChatGPT旅行プランの作り方とプロンプト例
ChatGPT旅行プランは体系的な日程表作りに強いのが特徴です。大枠のモデルコースを作りたいときに便利です。
実際に私が使ったプロンプト例はこちらです:
パリで3泊5日の旅行プランを作ってください。
ルーブル美術館とオルセー美術館は必ず入れてください。
移動はできるだけ地下鉄を利用。
グルメも楽しみたいので、各日1つは有名なカフェを入れてください。
ChatGPTが返してきたのは、1日ごとに「午前=観光スポット、午後=美術館、夜=カフェ」という見やすい表形式のプラン。
そのまま旅行会社のパンフレットに載せられるような完成度で、全体のイメージを掴むのにとても役立ちました。
ただし弱点もあります。最新の休館日やイベント情報は反映されていないため、「火曜日はルーブルが休み」といった基本情報も自分で確認する必要がありました。
ChatGPT旅行プランの使い方のコツ:
- 「徒歩15分以内で行ける範囲で」と条件を追加する
- 「美術館を減らしてグルメを増やして」など調整依頼を出す
- 旅行会社のモデルコースと比較して、自分の好みに寄せる
Gemini旅行プランの作り方とプロンプト例
Gemini旅行プランは、Google検索を組み合わせるためリアルタイムの補足情報に強いのが特徴です。現地での「ちょっと困った!」を解決するのに向いています。
実際に私が旅先で使ったプロンプト例はこちら:
シャンゼリゼ通りにいます。無料で使えるトイレは近くにありますか?
Hilton Garden Inn Paris La Villetteから
HOTEL TRANSCONTINENTAL MONTPARNASSEまで
スーツケースを持って移動します。
階段を避けて行くルートを教えてください。
最初の回答は不正確だったり曖昧なことも多いですが、「ネットでは有料と書かれている」「他の人はこう言っている」と突っ込むと、次第に情報が洗練されていきます。
Gemini旅行プランの使い方のコツ:
- 「別の情報源ではこう書いてあるけど本当?」と質問を重ねる
- 「有料か無料か」「営業時間は?」と具体的に聞く
- 旅行中の“緊急対応”(トイレ・治安・交通トラブル)に活用する
ここからは、上の「AI旅行プランの作り方」を実際に使って私がパリで何をどう解決したのか、具体的なリアル体験をそのまま紹介します。AIが得意なこと/苦手なこと、そして質問を重ねて精度を上げるコツも見えてくるはずです。
AI旅行プランの実体験|パリ滞在で役立った瞬間
「え?ここパリ?」衝撃の現実
パリの地下鉄に乗って最初に驚いたのは、目の前に座っていた若い女の子が、パンをぼろぼろこぼしながら食べていたことでした。
しかも、ホームでは歩きながら食べている人も少なくなく、街全体がどこか「だらしない」印象を受けました。
でも、何より一番ショックだったのは、駅のエレベーターに充満していた強烈な臭い。明らかに尿のようなにおいで、思わず息を止めてしまいました。
「これが本当に“花の都”なの?」そう思った瞬間、ふとGeminiを開いて尋ねてみました。
パリって、なんでこんなに汚れてるの?
Geminiに質問
するとGeminiはこう教えてくれました:
パリが「汚い」「臭い」と感じられる背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
ゴミ問題と清掃状況:観光地や繁華街ではゴミ量が清掃に追いつかない。
ストライキの影響:収集停止で衛生状態が悪化することがある。
Geminiからの回答要約
特にショックだったのは、この部分。
パリでは公共トイレの数が限られ、しかも有料が多い。結果として一部の人が路上や駅の階段付近で立ちションをしてしまい、悪臭の原因となっている。
Geminiからの回答要約
“パリの香り”がバラではなく「立ちション」だったなんて、夢にも思いませんでした。実は私はトイレが近い体質。その事実を知ったとき、旅への期待は不安へと一気に変わりました。
どこに行くにも「無料トイレを探して!」が合言葉
実際、行く先々でGeminiに聞いていたのは、
この近くで無料のトイレある?
Geminiに質問
という質問。ショッピングモール、公園、市営の自動清掃トイレ(サニゼット)――その場所や使い方まで、地図と一緒に丁寧に教えてくれました。
市営の自動清掃トイレ(サニゼット)って何?
サニゼットがよくわからなかったので、Geminiにこう聞きました。
危なくないの?公衆トイレはハワイなどでは危ないけど?
Geminiに質問
パリのサニゼットの安全性について:使用後に自動洗浄される/一人用個室/故障もあるため見極めが必要/人通りの多い明るい場所を選ぶのが無難。
Geminiからの回答要約
見た目はそれなりに綺麗!と感動した矢先、便器に●便が。即効でその場を去りました。
シャンゼリゼ通りに無料トイレってある?
シャンゼリゼ通りに行くときにもGeminiに無料トイレのことを聞きまくりました。最初に出してきたのは次の3つ。
Galeries Lafayette Champs-Élysées(デパート)/Ladurée(ラデュレ)/Starbucks
Geminiからの初回答
私が調べた情報と違ったので、すぐこう返答。
ネット上の情報と違いますよ。スターバックスも有料だし、Galeries Lafayette Champs-Élyséesも有料と言っている人がいますが?
Geminiへの指摘
ギャラリー・ラファイエットのトイレは1.5ユーロという有料の記述があり、スターバックスも購入者限定など有料化の動きがある可能性。
Geminiからの再回答要約
適当な答えだなと思いつつ粘って質問を重ねると、最終的にこう提案してくれました。
シャンゼリゼ通り近くのプティ・パレ(パリ市立美術館)やパリ市立近代美術館は常設展が無料。館内のトイレは清潔でおすすめ。
Geminiからの最終提案
実際にプティ・パレへ。展示を見て、清潔なトイレに安心して入れました。Gemini、ありがとう!
ちなみに、どうしても我慢できずに有料トイレ(1ユーロ)にも一度入りました。中は……まあ普通。パリはやっぱり不便だと実感。
Googleマップを信じて歩いたら、浮浪者の“群れ”に突入した
ある日、Googleマップを頼りにParfois(アクセサリー店)が入るショッピングセンターへ川沿いを歩いて向かっていると、橋の下で驚くほど多くの浮浪者に遭遇。
スクリーンショットを添えてGeminiに聞くと、次のような答えが返ってきました。
クアイ・デュ・ロット周辺(19区)は、他区より治安が悪いとされるエリア。北東へ行くほど注意。夜間は特に慎重に。
Geminiからの回答要約
安いから選んだホテルの立地が、実は治安面でリスキーだったことを理解。以後は目的地に行く前に「この道は安全?」とGeminiで必ず確認するようにしました。
Google Mapはルート案内は得意でも、治安は考慮しません。私はハワイやサンフランシスコでも同様の失敗を経験。AIと自分の調べを組み合わせる大切さを再確認しました。
駅はバリアフリーじゃない。でもGeminiと格闘すればなんとかなる
旅の後半に直面したのが「階段問題」。パリの駅にはエレベーター/エスカレーターが少なく、スーツケース移動は本当に大変。
パリの駅にエレベーターやエスカレーターがなぜ少ない?
古い駅設計で後付け困難/浅い駅が多く当時は必要性が低評価/歴史的景観配慮/予算は他優先に配分/近年バリアフリー化は進行中だが限定的。
Geminiからの回答要約
Hilton Garden Inn から Transcontinental へ階段回避で移動するには?
Geminiに「階段なしで行ける?」と聞くと、最初は「難しい」とだけ。諦めずに「この駅は?」「ここで地上に出られる?」と具体的に条件を追加し続けると、次の答えに辿り着きました。
Magenta駅〜Gare du Nord駅は地上徒歩で約370〜430m(3〜5分)。この区間を地上移動すれば、地下での階段問題を回避できる。
Geminiからの解決案
「はじめからそれを教えてよ…」と思いつつ(笑)、無事にスーツケースを引いて移動できました。AIは一発で正解をくれるとは限らない。でも具体化→指摘→代替案の対話で、実用レベルに到達できます。
HOTEL TRANSCONTINENTAL MONTPARNASSE
ちなみにパリ滞在の帰り道、空港で思いがけない「無料ビジネスクラスへのアップグレード(インボラ)」を体験しました。これは偶然ではなく、実はちょっとしたコツがあります。その具体的な戦略や、私が過去に8回も無料アップグレードされた理由は、以下の有料記事で詳しく解説しています。👉 【有料記事】無料でビジネスクラスに!私が実際にインボラを受けた戦略と体験談
まとめ|AI旅行プランは「作って終わり」じゃない。対話で磨く
AI(ChatGPT/Gemini)を使うと、旅行プランは数秒で作れます。ただ、本当に旅で役立つのは「出力を鵜呑みにせず、対話で磨く」姿勢でした。今回のパリでは、トイレ探し・治安・階段回避のような“現地で突然発生する困りごと”ほど、AIとの往復が効果を発揮。質問を具体化し、矛盾を指摘し、条件を追加する—この繰り返しが実用レベルの精度に引き上げてくれました。
- プラン作成はChatGPT:大枠のモデルコースづくりに強い(表形式・配列が見やすい)
- 現地調整はGemini:営業時間・無料/有料・安全性など“いま”の補足に強い
- 共通のコツ:条件を明確化/誤りは指摘/代替案を依頼(「徒歩15分以内で」「階段回避で」など)
AI旅行プランは、ガイドブックを置き換えるものではなく、自分の判断を強くする相棒。だからこそ、事前設計(ChatGPT)→現地最適化(Gemini)の二段構えで使うのがベストでした。次の旅でも、私はまずAIに聞きます。
「ねえ、次はどうすればいい?」
なお、AI旅行プランを現地で活用するには安定した通信環境が欠かせません。私はパリ滞在中、楽天モバイルとahamoを併用して利用しました。実際の速度や利便性については以下の記事で詳しく解説しています。
👉 【体験記】楽天モバイルとahamoをトルコ&ヨーロッパで使ってみた